2021年9月18、19日に開催された第21回日本メンズヘルス医学会・第12回テストステロン研究会で
Endo-Testのケーススタディについて発表しました。

テストステロンの低下
35歳を過ぎると、毎年1％の割合でテストステロンが減少していきます。テストステロンの濃度が低くなり欠乏すると、筋肉（筋力）の減少、体脂肪の増加、 うつ、慢性的な疲労感、睡眠障害、性欲減退といった症状が生じます。このような症状は加齢の兆候として見過ごされてしまい、その症候は明確に意識されることが少ないようです。 なお、肥満、慢性疾患、精神的ストレス、薬物療法は低下を早める要因と考えられています。


更年期障害
男性も女性も、中高年期における性ホルモンの低下によりさまざまな症候が生じます。女性の場合、40歳頃を境に女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少するため症候の 出現が明確であるのに対して，男性における男性ホルモン(テストステロン)の減少は緩徐であるために，その症候は明確に意識されることが少ないようです。


男性更年期障害
男性でも、精神的（うつ，怒りっぽい、神経質）、身体的（ほてり、発汗、関節痛、筋力低下など）、性的（性欲低下、勃起力低下など）な更年期症状が現れます。 このような症状を呈する症候群に対して、専門的な診療が行われるようになってきました。



男性更年期障害の症状の重症度
男性更年期障害の程度は、気分・身体・性機能に関する17 項目について5段階評価して、スコアを合計することで評価されます。
＊5段階評価：「ない」1、「軽い」2 、「中程度」3、「重い」4、「きわめて重い」5
＊スコア合計；17～26 「ない」、27 ～36「軽度」、37～49「中等度」、50 以上「重症」

① 体の調子が思わしくない
② 関節や筋肉に痛みがある
③ 突然ひどく発汗することがある
④ よく眠れない
⑤ 疲労感や眠気を感じる
⑥ いらいらする
⑦ 神経質になった
⑧ ふと不安になることがある
⑨ 行動するのが面倒である
⑩ 筋力が低下した
⑪ 憂うつな気分になる
⑫「人生の山は通り過ぎた」と感じる
⑬「力尽きた」，「どん底にいる」と感じる
⑭ ひげの伸びが遅くなった
⑮ 性的能力が衰えた
⑯ 早朝勃起の回数が減少した
⑰ 性欲が低下した


LOH症候群
男性更年期障害の中で、血中のテストステロンが低下している症例はLOH（late-onset hypogonadism：加齢男性性腺機能不全）症候群に分類され、テストステロン補充療法が行われます。


LOHの治療
ホルモンの欠乏による症状を緩和するために、テストステロンを補充してテストステロン濃度を正常範囲に回復させます。錠剤、注射剤、貼付剤、舌下錠、皮下インプラント、 経鼻薬による治療が検討されています。いずれも、医師の指導の下、治療を受けることが必要です。


テストステロン補充療法のメリット
テストステロンを補充することにより、（１）性欲・性機能の改善、（２）骨密度の増加、（３）精神的なゆとり、活力の増進、生活態度の向上、 （４）体型の改善・筋肉量と筋力の向上、（５）認知機能の向上が期待されます。また、テストステロンを上昇させることによって、メタボリックシンドロームや 心血管リスクの危険因子が減少すると考えられています。



テストステロン補充療法のデメリット
潜在的なデメリットとして、（１）前立腺がん・乳がんの増殖を促す、（２）良性前立腺肥大症の症状の悪化、（３）肝臓毒性および肝腫瘍を起こす、 （４）女性化乳房、（５）赤血球増加症、（６）睾丸萎縮および不妊、（７）皮膚病、（８）睡眠時無呼吸が挙げられます。


テストステロンの分泌を改善するには
AQセラピューティックのEndo-testは、視床下部―下垂体―性腺軸を刺激することによって、あなたの体内で作られる内因性テストステロンを増やすように設計された塗るサプリメントです。 男性更年期障害テストステロンを含有しないこの製剤では、特異的なペプチドをシグナルとして機能させる技術が使われています。筋力の低下、体脂肪の増加、うつ、疲労感、 睡眠障害、性欲減退といった症状を軽減します。

細胞の異常から起こる多くの病気の解決と治療に、成長因子（グロースファクター）技術が医学応用され、 めざましい実効効果が医学的に証明されております。「エンドテスト」の開発者である、アーメッド・ アルカタニ医学博士は名門カルフォルニア医科大学で皮膚移植治療の研究をしておりました。